「新城マガジン」では、武蔵新城を多くの人に味わってもらいたいと、新城の人やお店を発信しています。多摩川を渡った川崎市、唯一通っている路線は南武線。なんだか懐かしくて肩の力が抜ける町です。運営:新城WORK
武蔵新城には様々な人のつながりや場があり、そこでなにかしらの仕事をつくる人が少しずつ生まれています。
そこで、『武蔵新城で仕事ができるまで』と題して、実際に新城で仕事をつくってきた人たちに、どのような経緯があったのか、実際にどのように活動しているのか、などを聞いていきます。
今回は、2023年3月まで新城マガジンの編集長や新城WORKの広報をつとめてきた外山友香さんに話を聞きました。
外山友香/(2023年3月まで)新城WORK広報担当
現在はIT企業でオウンドメディア全般を担当するほか、複数のスタートアップでPR・ブランディングの業務を担当。新卒で入社した企業で社内イベントのPMとして働いた後、不動産スタートアップに転職。コンテンツ制作を中心にコピー・UXライティングも担当。新城在住歴3年。
仕事の軸は、何かの魅力を発信すること
――(編集部)まず、いま仕事や武蔵新城でされていることを教えてください。
外山:
現在はITベンチャーで、PRやブランディングを目的としたオウンドメディアの企画や編集、マーケティングに携わっています。前職や他の副業でも、Webメディアのコンテンツディレクターやライティングをしているので、一貫してコンテンツづくりの経験を積んできました。
武蔵新城では、新城の魅力を発信する「新城マガジン」の編集長や新城WORKの広報として活動していました。
――(編集部)なぜ新城でそのような活動をすることになったのでしょうか?
外山:
仕事やその他の活動でも「なにかの魅力を発信する」ことを軸にいままで働いてきました。新城もとても魅力があるのに、友人に「武蔵新城に住んでいる」っていっても知らない方が多いので、「武蔵小杉の隣の隣くらいのまち!」って説明するのが悔しくて(笑)私のできることを活かしたいということと、武蔵新城の良さをより多くの人に知ってほしいことを石井さん(武蔵新城の大家)に話していました。
新城に引越してきてから1年後くらいに、石井さんの事業としてもオンライン上の発信を強化していきたいということで、新城マガジンを立ち上げることになりました。そのあと石井さんの物件で新城WORKをオープンすることになり、その延長で広報やWebサイトのディレクションを担当しています。
――(編集部)実際にどのように取り組まれてきたのでしょうか。
外山:
新城マガジンは、記事の企画や取材、ライティングなど、ほぼ全部やっていますね。コンテンツの種類は大きくふたつ、新城にあるお店の人のインタビュー記事と生活施設のまとめ記事があります。お店の人については、石井さんにつないでいただくことがほとんどです。石井さんは新城でのお知り合いが多いので「このお店の人はこういうこと話してもらえると思うよ」「ここだったらすぐにつなげるよ」などを教えていただき、取材をしてきました。情報収集や取材の打診など、とても進めやすいです。
外山:
新城WORKに関しては、コミュニティマネージャーの中村さんや石井さんと新城WORKの認知度を上げるために、コンテンツの企画や制作、SNSの運用、チラシやポスター、Webサイトや動画のディレクションなどをしています。
――(編集部)新城でやられていることは仕事での経験があったのでしょうか?
外山:
近しい経験はありましたが、なかにはほぼ初めてやる仕事もありました。特に、新城WORKのような施設に最初の段階からPRに関わったことはなかったので、とても貴重な経験でした。新城マガジンについては、Webメディアをゼロから立ち上げることも初めてでしたね。
石井さんには今までやってきたことや初めてやること、やりたいこともすべて話していたので、お互いにギャップがなく取り組めていたと思います。
――(編集部)頻繁にコミュニケーションをとっていたからこそ、仕事が広がりながらいままで続けてこれたんですね。
外山:
そうですね。あと大切にしたのは、給与面です。いままで他のプロジェクトではお金をもらわずに活動していたこともあったのですが、そうするとお互いに責任範囲がわからなくなって、消耗してしまうとことが多くありました。なので、私が関わる目的、業務内容、それに対する給与は都度話し合いながら進めてきました。
人のつながりのあるまちに住みたい、武蔵新城へ
――(編集部)そもそも、なぜ武蔵新城に引っ越してきたのでしょうか。
外山:
今まで実家、シェアハウスに住んできて、今回が初めてのひとり暮らしということもあり、まわりに誰も知り合いがいないのはなんとなく不安だったんです。それで、人のつながりがあるまちに引越したいという話を知り合いにしたら、石井さんを紹介してもらいました。
最初に来たときに歩きながらまちを紹介してもらい、物件を見て、家賃や治安の観点、雰囲気からいいなと思って、石井さんに1週間後に「ここに住みます!」とご連絡しました(笑)
――(編集部)1週間で!実際に人のつながりはできていますか?
外山:
新城マガジンでそのお店の人と顔見知りになったり石井さんに飲み会に呼んでもらえたりして、かなりつながりが増えました。
とはいえ、外を歩いていたら頻繁に会うほど、コミュニティが小さかったり距離が近かったりするわけではなくて。ときどき道端ですれ違ったときに挨拶できるのが、すごくいいんですよね。引越してきた理由がまさに実現できています。
あと、特に新城WORKコミュニティマネージャーの中村さんとは、とても仲良くなりました。銭湯に行ったり一緒に飲んだり、ごはんをおすそわけしたりしていて、近くにそういう方がいると楽しみも増えますし、安心感につながるので、とても助かっていますね。
――(編集部)引越してきてから3年間経って、新城のよさはどのようなところに感じてますか?
外山:
全然引っ越す気にならないくらい全体的に好きですね。まず、利便性についてだと生活用品は西友やドラッグストアもたくさんあって、病院もひと通りありますし、本当に困ることはないです。ショッピングモールのような施設はないのですが、隣の武蔵小杉と溝の口で、有名なアパレルショップとかはほぼ揃っていますし。
それよりも、個人店がたくさんあって、新しいお店も頻繁にオープンしているので、楽しみが尽きないです。あと、私はよくランニングをするので、周りの道がほぼ平坦なので、走りやすいですね。ちょっとした緑道や多摩川も徒歩圏内にあるので、散歩などの気分転換もしやすいと思います。
――(編集部)今後は新城でどのようなことをしていきたいですか?
外山:
武蔵新城にはまだ発信できていない魅力がたくさんあるので、より多く多角的に発信していきたいですね。
そして、そのような取り組みを広めることで、新城で色々なアクションが生まれたらいいなと思っています。例えば、そのひとつの例として私の友人が自分の本を置いて会員制の図書館をつくりたいという話をしていたので、石井さんの物件でやることになりました。石井さんや私たちが持っている人のつながりや場を使うことで、まだまだできることはたくさんあります。
外山:
関わりしろはたくさんあるので、まずは普通に遊びにきてほしいです。それで、まず新城のよさを知り、好きになってもらって、住まなくても時々遊びに来てくれるような関係をつくれたらと思います。飲み屋さんもたくさんありますし、まずはぜひ遊びに来てください!(笑)
新城でなにかやってみたい、もしくは相談したい方は、外山さんが広報をつとめていた新城WORKのお問い合わせフォームもしくはFacebookページよりご連絡ください!
新城WORK – はたらくと暮らすを豊かに – (seses-ishii.jp)