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【新城マガジン#3】いつでも何人でも誰とでも。行ったら元気をもらえる、みんなの酒場。—「とり吉」日比野さん

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「新城マガジン」について

新城マガジン」では、武蔵新城を多くの人に味わってもらいたいと、新城の人やお店を発信しています。多摩川を渡った川崎市、唯一通っている路線は南武線。なんだか懐かしくて肩の力が抜ける町です。運営:新城WORK

今回ご紹介する「とり吉」さんは、南口から徒歩5分ほど。サンモールとあいもーるの間の小道にあります。入り口は一面ビニールで中が見えやすく、ポップな黄色と赤が映えていて、フレンドリーな印象です。

外観
外観
日比野里咲さんのプロフィール

新城仲通り中央酒場「とり吉」の店長。2014年に株式会社ぴよぴよを社長の佐伯さんと設立し「とり吉」をオープン。その後、すぐ近くに「くいきち」、その2年後に「七輪焼きホルモン ぶた吉」を始め、2019年に「くいきち」を「牛を食べれば吉日」とし、牛串屋さんとしてリニューアル。

目次

新城は個人店が多いからこそ、チェーン店っぽさを。

日比野さんと社長の佐伯さんは以前、溝の口にある老舗の居酒屋で働いていました。

「飲食店に務めている人は、いつか独立したいという気持ちがあると思うんですよね。私たちの場合、『お店をもっとこうしたい』という理想を、全部自分の責任でやって成功も失敗もしてみたいなと思って、とり吉をオープンしました。」

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日比野里咲さん

「とり吉を開店したときから、女性一人でも家族でもカップルでもパッと入りやすいお店というのは変えずにやってきました。新城はチェーン店が少なく個人店が多いので、その中でチェーン店の入りやすさと個人店のアットホーム感を両立したお店にしたいなと。“個人店っぽさ” というところでいうと、お客さんを名前で呼ぶようにしています。スタッフみんなで特徴と名前をノートに書いたりして。」

姉妹店である『牛を食べれば吉日』はどちらかというと個人店っぽい雰囲気で、席数が少なくほとんどがカウンター。『ぶた吉』は焼肉屋さんなので、メインはテーブル席ですが、特徴的なのは一人で来ると10%オフになる “一人割” をやっていること。お客さんが一人で大きなテーブルに座っている光景も日常的に見かけるんだとか。

イラストやメニュー
イラストやメニュー

店内の壁には、日比野さんが書いたという可愛らしいイラストやメニューなどが。「この照明ってあれに穴を空けて・・・?」と日比野さんにお伺いすると、「開店当時は本当にお金がなくてとにかく費用を抑えようと、色々工夫したんです(笑)」とのこと。他にも店内には面白いポスターが貼られていたり小物が置かれていたりと、ついお店を見渡してしまいました。

また、とり吉の特徴のひとつにボトル制度があります。レモンサワーなどは中の焼酎と割り物を別々で出し、お客さんが自分でお酒を作るシステムになっています。

「お酒単体で頼むよりも、ボトルをキープしてもらって割り物だけを頼んだ方がお得になる値段の設定にしています。これは、オープン当時からやろうと決めてやっていますね。そのときに名前を聞くことができますし、ボトルを可愛くしてお客さんにボトルに愛着を持ってほしいなとか。」

店内の棚には、ずらーーーっとキンミヤのボトルが並んでいます。
店内の棚には、ずらーーーっとキンミヤのボトルが並んでいます。

お客さんにエネルギーを与えられるお店で在りたい。

他店より “チェーン店っぽい” 点としてあげていたのは、在籍しているスタッフの多さ。アルバイトスタッフは、とり吉だけで10名近くいらっしゃいます。

「個人店だと『あのスタッフと話したい・会いたい』とかがお店に足を運ぶ理由になることもあると思うんですけど、うちは週に1〜2回しか入らないスタッフもいるので、『その人』を目的に来店していただいてもいないことが結構あるんですよね。そうすると、お客さんをガッカリさせてしまうので、一人とたくさん会話をするのではなくて、みんなと同じように接するというのは特に意識しています。もちろん常連さんも初めてのお客さんも平等。いつ来てもお店に対して感じる印象や価値がぶれないようにしたいなと。

そのように一対一で関係性をつくることよりも、お店全体で活気を出すことに力を入れていると話します。

「うちでアルバイトしている子たちは高校生が多くて、お客さんからすると自分の子どもくらいの年齢なんですよね。仕事から疲れて帰ってきたお客さんが、その子たちが汗水たらして一生懸命頑張っている姿を見て、元気を出したり『明日も頑張ろう』って思ってもらえたらいいなと思っています。

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他にどんなお店にしたいですか、とお伺いすると、どこに行こうか悩んだときに『とりあえずとり吉でいっか!』と思い出してくれるような存在になりたいとのこと。

「今は『◯◯だからとり吉』の◯◯が弱いように思っていて、◯◯に当てはまるものは、例えばデート、特別な日、ワイン、魚介とか色々とあると思うんですけど。でも弱いままで『どこ行こうか?何も思い浮かばない』ってなったときに『とり吉でいっか!』って思い出してくれればいいなと思います。お酒を飲まなくても夕食を食べるとか、いつでもどんな気分のときにでも来やすいお店でありたいですね。」

保育園の隣にスナックとか居酒屋があったり、混在しているのが面白い。

日比野さんは新城にお店をオープンすると同時に、溝の口から新城に引っ越してきました。住む・働く両方の視点から、隣同士の町にどのような違いを感じているのでしょうか。

「ちょうどいい物件があったので新城にしたくらいで、降りたこともなかったし全然知らなかったんです。隣の駅なのにね(笑)実際に住んでみたら住みやすいし、スーパーも病院もドラッグストアもなんでもあるし、いいですよね。」

「面白いと思うのが、習い事教室や保育園のような子どもが出入りする施設の横に、スナックや居酒屋があるところ。お店の前の通りもそうなんですけど、最初に親子が普通に歩いているのを見かけたときはえぇーって驚きました(笑)溝の口は繁華街、住宅街とはっきりわかれているのですが、新城は家や飲食店が混在していて、色々な年代の方をあちらこちらで見かけますよね。

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「せっかくこんなに面白い町なので、商店街の道を使ったりしてイベントとかをやりたいなと思ってはいるものの、忙しくてなかなかできてないんですが…(笑)そう思うようになったのは、1000ベロの存在が大きいです。1000ベロの期間は、ちょっと新しい風が吹くというか初めてのお客さんも結構いらっしゃるし、町も活気づく感じがしますね。私たちは頼りっきりになっているので、本当にありがとうございます、という感じです。」

1000ベロとは

武蔵新城では年に3回開催されている、飲み歩きイベント。参加している店舗には1000円のメニューが用意されている。

居酒屋で働く楽しさは、反応がすぐに分かること。

最後に、日比野さんが学生時代から居酒屋で働き続けている理由をお伺いしてみました。

「うーん、あまり考えたことなかったなあ…(笑)あれかな、すぐに結果が出るのがすごい楽しかったんだと思います。頑張った分だけ売上が上がったり、お客さんにありがとうとか美味しかったと言ってもらえたり。その一日の結果とかではないかもしれないですけど、その日来たお客さんがすぐ次の日に来てくれるっていうのは結構あるんですよ。」

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「他の飲食店、カフェとかも同じようなところもあるかもしれないんですが、カチっとした雰囲気が苦手っていうのもあるし、あと居酒屋の方がお客さんと接する機会が多いのが好きですね。」

編集後記

私がとり吉さんに友人と飲みに行ったとき「ここチェーン店?」と聞かれたのですが、外観からなぜかチェーン店のような印象を受けるのです。店内に入ると誰かのこだわりが詰まっているような個人店っぽさを感じるという、チェーン店と個人店のいいとこ取りなバランス。日比野さんのお話をお伺いして、なるほど納得。日々スタッフの皆さんと一緒に丁寧に作っているものなんだなと思いました。

余談ですが、個人的にいいなと思ったのは、最初の注文は紙に書くというシステム。加えて、それで注文したメニューは10円引きになります。複数人で来てると最初の注文は急いでばーーーっと頼むこと多くないですか?(私だけ?)

日比野さんにこのシステムにした理由を伺うと「お客さんが最初のメニューを注文するときって、まとまってなくて慌てていることが多いなと。紙の方がお客さんもまとめやすいかなって思って始めました。」と、まさに私の悩みを解決するためのものでした。

店内にはここでご紹介した以外にもユーモア溢れるイラストや昭和なポスターが貼ってあるので、ぜひ見てみてくださいね。ちなみに、私のおすすめのメニューはごま塩レバーです!

店舗情報

【住所】川崎市中原区新城1-11-14 ソシアルビル 1F
【電話番号】044-789-8242
【営業時間】
[月・火・水・金]17:00〜24:00(L.O 23:00)[土]15:00〜24:00(L.O 23:00)
[日]12:00〜22:00(L.O 21:00)
【定休日】木曜日
【ホームページ】とり吉 食べログ

編集・ライティング・一部撮影:とやまゆか/撮影:木戸真理子

※この記事は「新城マガジン」より転載しております。オリジナル記事が読みたい方はこちらからご覧下さい。

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