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【新城マガジン#6】 ふらっと立ち寄りたくなる、お花屋さん。―「HANAKO」福永さん

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「新城マガジン」について

新城マガジン」では、武蔵新城を多くの人に味わってもらいたいと、新城の人やお店を発信しています。多摩川を渡った川崎市、唯一通っている路線は南武線。なんだか懐かしくて肩の力が抜ける町です。運営:新城WORK

今回ご紹介する「HANAKO」さんは、「あいもーる」にお店を構えています。新城にある8つの商店街の中でも、特に人通りもお店の数も多い「あいもーる」。「HANAKO」の店前には色とりどり様々な種類の植物が置いてあり、商店街を歩くときにそれらを見るのが、私の日々の楽しみのひとつになっています。

今回は「HANAKO」のオーナーである福永勉さんにお話をお伺いしました。

福永勉さんのプロフィール

祖父の時代からお花屋さんという、花屋一家で育つ。経済学部を卒業後、お父さまが経営をするお花屋さんでお花について学び、2015年に「HANAKO」武蔵新城店をオープン。現在は奥さまとふたりで営業をされている

目次

大学生までは、お花屋さんになるつもりはなかった。

大学を卒業するまでは、お花屋さんになろうとまったく思っていなかったという福永さん。まわりと同じように就活をし内定をもらったものの、特にやりたいことがあったわけではなく、これでいいのかという迷いがありました。

「就職をどうしようか悩んでいるときに、ちょうど親戚の結婚式で祖父や父、父の兄弟が自分たちの花屋の仕事について話しているのを聞いたんです、『自分はこの花をもっと可愛く育てられる』とか『この金額のどんな花束をつくるか』とか。その話を聞いていたら、お花屋さんで働くことが楽しそうだなと思って、内定は辞退をして父親の花屋さんで働き始めました。」

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その後は独立して和田町駅近くにお花屋さんをオープン。当時、お父さまの催事の手伝いで武蔵新城に来たときに、人が多くお花も売れるという印象を受けたこと、またお母さんが元住吉出身で新城高校出身だったので、地元だったというご縁から、新城でいい物件が出たらお店を構えることにしました。それから1年後に空いたのが今の店舗だったそう。

「いざ新城にお店を出そうとなったときは、和田町のお店のお客さんの顔を思い浮かべて、離れるのが嫌だなと思ったんです。それに、和田町のお店は一間くらいの小さなお店だったので、こんなに広いお店で売上を立てられるのか、不安と緊張がありました。」

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「HANAKO」の店内の様子。お花だけでなく、大きな観葉植物やドライフラワーも置かれている。

「改めてこの店舗を見に来たときが19時くらいだったんですけど、それでも人がすごい多くて、着いて1〜2分くらいで和田町の1日の人くらいいるんじゃないかっていうくらい。それで『あぁここでやってみたいな』って思って、ここでお店をやることを決めました。今年の1月に家も新城に引っ越してきて。最初は地域でのつながりをつくるのが難しかったんですが、最近はちょっとずつ顔見知りというか、知り合いの人が増えてきました。」

オープンしてからは、お客さんがお店同士のつながりを作ってくれたこともあったとか。

「僕、ビストロキューさんが好きなんですけど、常連さんがうちでお花を買ったあとにビストロキューで一杯飲んで、そこで買ったお花を見せるのが習慣になっているみたいで。そういうお客さんを通じてお店同士のつながりが生まれやすい規模なのがいいなと思います。」

元気の源のひとつは、常連のおばあちゃんと話すこと。

福永さんがお店を始めてから5年半、アルバイトのスタッフさんを雇っていたこともありましたが、現在は奥さまとおふたりでお店を切り盛りされています。お店をやられている中での楽しいことや大変なことをお伺いしました。

「生きているものを売っているので、毎日頑張らなきゃいけないという緊張感はありますね。お花の手入れとかの状態面はもちろん、お店の前を通るときにお花を見ている人もいると思いますし綺麗に見せたいので、両方頑張らないといけないなって。」

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お客さんの約7割が週に1回くらい来る常連さん、その中でも60〜70代くらいのおばあちゃんが多いそう。

「常連のおばあちゃんの中には、お花を買わずに会話をしにくるだけの方も結構います(笑)ちょっと疲れたなというときに、常連さんと話すと気が休めますし、何より楽しくて。あと、うれしいのは、70歳くらいのおばあちゃんがかばんを置いて楽しそうに真剣に、お花を選んでいる様子を見ること。自分より遥かに人生経験が長いおばあちゃんが、楽しみにして来てくれているっていうのがすごくうれしいんです。」

お花を仕入れるときにもお客さんの顔を思い浮かべながら、選んでいると話します。

「お店に並べているお花の中でも、売れやすいものとあまり売れないものがあって、売れないとわかっていても自分が気に入っていてつい買っちゃうお花もあるんです(笑)なので、自分が好きなお花と売れるお花のバランスを大切にしながら、お花を仕入れています。」

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店内に置かれている植物の数々。

「だんだんお客さんの好みがわかってきて、この色が好きとかこういう花が好きとか。市場でお花を買うときに『これ、◯◯さんが買いそう』って思って仕入れて、本当に買っていただいたりするのが、もう本当にうれしいんですよね。

他にお花を仕入れる際は、定番のお花を始め、見たことのないお花やその時期の旬をなるべく安く売りたいという想いから、仕入れている市場を工夫されているとのこと。

有名なお花の市場は、大田市場とその隣にあるフラワーオークションジャパン(FAJ)のふたつ。大田市場は「世界の大田」と呼ばれるくらい有名で、特に切り花をメインに取り扱っています。ほとんどの方は大田市場で買われるそうなのですが、福永さんはあえてフラワーオークションジャパンで購入されています。

「日本で一番鉢植えを扱っているのはFAJなんです。なので、植木の生産者さんが植木の花をFAJに出すんですよ。僕はそれを狙いながら、大田市場のお花も併用して買っているんですけど、FAJに出ている面白いお花を安く買い集められているという感じが楽しいんですよね。

奥さんと二人三脚でお店をアップデート。

お花だけでなく、店内の内装や小物にもこだわりが。まず、私が特に気になった花瓶について聞いてみました。

「花瓶は、独身を謳歌しているときに、毎月約1〜2万円かけてコツコツ買い集めました(笑)中にはお客さんがくださったものもあります。」

ちょっと雰囲気の違うタペストリーは、モロッコが好きな奥さんの好みなんだとか。

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店内に飾られている小物。

「僕は、お花の品揃えや育てるのは前から自信はあったんですけど、写真写りとかはあまり気にしていなかったんですよね。奥さんからそういうところも大切だよと言われて、どこを撮られてもいいように、内装も最近変えました。

「以前はレンガの壁で木の床だったんです。他にも半年前くらいから店内の内装を色々変えているので、開店当時の5年前くらいを知っている人だと、本当に変わったという印象を受けると思います。これからはもっと、コーナーごとの世界観をつくっていきたいですね。

instagramも、奥さんからのアドバイスで本格的に始めました。

「前まではInstagramにそんな効果があると思ってなかったんです。でも、今年の母の日前くらいから力を入れだしたら、新城の方だけではなく県外の方からも反応がすごいあったんですよね。ちゃんとやるとちゃんと見てくれている人はいるんだなって思うようになって、それから続けています。」

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instagram.com/flowershophanako/

また、休みの日や時間があるときには、色々なお花屋さんで実際にお花を買って、参考にしているそうです。包装の仕方や並べ方、お花の置き方も全体を色でまとめている、雑貨風に並べているなど、個性が出ているんだとか。

そういった色々なアップデートの先に、どのようなお店を目指しているのでしょうか。

「自慢できるお店にしたいっていうのが一番ですね。前までは東京のおしゃれな花屋さんと比べたりして自信がなかったんですけど、奥さんとそれは辞めようって話して。地元の人たちが楽しみに来てくれているので、新城にこのお店があって良かったって思ってもらえたらいいなと。

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「このコロナの影響で、せめて家に彩りをと、お花の苗やお花を買う人が増えています。お花って衣食住に関わるものではないので、贅沢品って言われちゃうこともあるんですけど、そういう存在意義があるというか、いいものなんだなって。お花屋さんは、素敵なものが売れる、いい仕事だって改めて思うようになりましたね。

編集後記

お話をお伺いしていて、福永さんがお客さんを好きなことが一貫して伝わってきました。取材をしたのはお店がお休みの日だったのですが、取材後おばあちゃんが「仏花がほしいんだけど、今日ある?」と入られてきて、うれしそうにお話をしている福永さんを見て私もほっこり。

手書きのポップやさりげなく飾られている絵や時計も、独特の世界観があってとにかく素敵なんです。本当にたくさんのお花が並べられており、ひとつひとつ見ているだけでも楽しいので、ぜひ一回お店に足を運んでいただけたらうれしいです。

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店舗情報

【住所】神奈川県川崎市中原区新城1-2-15 1F
【アクセス】武蔵新城駅南口から徒歩約3分
【営業時間】9〜19時※日曜・祝日は18時に閉店
【定休日】月曜日
【HP】 http://musashin-hanako.com/
【instagram】 https://www.instagram.com/flowershophanako/?hl=ja

文・一部撮影:とやまゆか/撮影:木戸真理子

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