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【FPが解説!お金持ちになるコツ#1】「毎日長時間使うもの」から順にお金をかけて生活満足度を高める

サムネ26
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本稿は、元住吉でサラリーマン時代を過ごし、元住吉を愛してやまないファイナンシャルプランナー立川健悟氏の著書『お金持ちは合理的』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

目次

「ベッドと枕」にお金を惜しまないわけ

ベッド枕

あるお金持ちの方に「しっかりお金をかけているものは何ですか?」と尋ねたところ、「ベッドと枕」と答えられて驚いたことがあります。

その理由は、「1日で一番長く使うものから順にお金をかけたほうが、満足度が高いから」というもの。これは「コンフォート原則」と呼ばれ、毎日長時間使うものから順にお金をかけると、日々の満足度や幸福度が高まるという考え方です。

私の知る限り、「生活の満足度が低い」と言っている人に限って、高級ブランドのバッグなど普段はあまり使わない物を多く持っているように思います。

ベッドや枕にこだわるお金持ちは「着飾って見栄えをよくするものにお金をかけたい気持ちはわかるけど、お金をかける順番としては間違っているよね」と言います。高級ブランド品をいくら眺めても身体の疲れは取れません。

日々の生活のことを考えるのであれば、1日の疲れを癒すために、毎日6〜8時間は使うベッドなどの寝具、パジャマなどにお金をかけるほうが満足度は高くなります。テレワークをする人であれば、長時間使う椅子やデスクにお金をかけるのが、賢いお金の使い方というわけです。

あるいは家族と家で過ごす時間が長い人は、リビングの家具などがお金をかける優先順位の高いものとなるでしょう

想像してみてください。

壁に高級ブランドの服やバッグがかかっている部屋で、身体に合わない椅子に座り、高さの足りないテーブルで食事を摂り、反応の悪いスマホにイライラしながら、寝心地の悪いベッドへ向かう生活

壁には何もかかっていないけれど、身体に合った家具で食事を済ませ、快適に使えるスマホを片手に、寝心地のよいベッドへ向かう生活

後者のほうが、日々の満足度が高いことは一目瞭然です。

実業家の堀江貴文さんなど多くのIT系の経営者は、新機種が出るたび最新のスマホに変更しているそうです。スマホは普段から長時間使うものという認識があり、それにお金をかけることが自分のストレスを減らし、満足度を高めるとわかっているからです。

家族それぞれの「コンフォート原則」でお金を使う

家族

同居家族がいる人は、それぞれが長く使う場所や物(道具)を考えることが大切です。

我が家の場合、私が最も長く時間を過ごす場所は「テレワークなどの作業スペース」で、妻と息子が最も長く時間を過ごす場所は「リビング」でした。

ちょうど家にリノベーションが必要なタイミングだったこともあり、部屋をひとつ潰してリビングを広くしたことで、妻と息子の満足度は大幅にアップ。

同時にリビングの脇に作業スペースを作ったため、私の満足度もアップするとともに、リビングに家族が集まる時間が増えました。

また、長時間使う“道具”についても、家族によってそれぞれ違います。私は仕事をするための「机」が、妻は家事をしながら韓国ドラマを観るための「ソファー」が、息子は大好きなスター・ウォーズシリーズを大画面で見るための「テレビ」が、それぞれ最も長時間使う道具でした。

毎日、長く使う道具から順に、妥協なく満足のいくものを選ぶことで、それらの道具を大切にしようという思いとともに、生活上の高い満足感を得ることができます。

これがお金持ちが実践している、賢いお金の使い方です。

本
著者について

立川 健悟(たつがわ・けんご)

ファイナンシャルプランナー

1980年、広島県生まれ。「お金はなるべく使わず貯める」倹約意識の高い家庭に育ち、人生経験を得る機会の少ない幼少期を送る。

社会人となり、場当たり的にお金を使うことが増え、子どもが生まれたときに預金が82円しかないなど、常にお金の不安を抱える。

30歳のとき、不動産テック系のベンチャー企業へ転職。営業職として接点を持った多くのお金持ちから、人生を豊かに生きるための賢いお金の使い方を学ぶ。この学びを人生に取り入れたことで、経験、知識、スキル、人脈、仕事の生産性が大幅に向上。業界内の新規契約数で日本一となり、その実績を認められ執行役員に就任。
その後、会社が株式上場を果たした際、主要株主の一人だったことで金融資産が3億円を超え、自身も富裕層の仲間入りを果たす。

築き上げた資産を賢く使うための金融知識を持ち、自身の経験をもとに人生を豊かに生きる人を増やしたいとの想いから、ファイナンシャルプランナーに転職。人生のリスクを減らし、資産形成の見通しを立てたうえで、今を豊かに生きるためのマネープランの提案が好評。
特技はデザイン。新卒から8年間、グラフィックデザイナーとしてはたらいた期間も含めて、上場企業のロゴやボードゲームなど3,000点以上を制作。

「マネー現代」「Forbes JAPAN CAREER」などに寄稿。本書が初の著書。

サムネ26

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