5月28日(土)、武蔵小杉駅前のこすぎコアパークにおいて「青空個展てづくり市&フリーマーケット」が開催されました。
中原区と連携している地域SNS「ピアッザ」が主催するこのイベントは、武蔵小杉周辺で活躍する作家さんのハンドメイド作品や、地元の方々が出店しているフリーマーケットを楽しむことが出来ます。
当日は、地域のハンドメイド作家さんが駅前に約40店ほど並び、ハイクオリティで可愛い手づくり雑貨を販売していました。作家さん達の作品へのこだわりが想像以上に凄すぎたので、それは後ほど紹介します。笑
また、フリーマーケットでは地元の方々とのコミュニケーションを楽しみながら、生活に必要なちょっとしたものをお手軽に買うことができました。
こすぎコアパークでは、2021年10月にリニューアルオープンをして以来、初となるイベントという事で、主催者によると累計4,500名以上もの人が足を運んだと言います。
参加者や出展者からも、「定期的に開催して欲しい!」「ふらっと立ち寄ってくれた地域の方々と、沢山コミュニケーションができて楽しかったです!」という声が聞こえてくるなど、武蔵小杉駅前を久しぶりに賑わすハンドメイドマルシェとなっていました。
地域SNS「ピアッザ」とは、地域密着型のコミュニティアプリです。
飲食店やおでかけスポットの口コミから、行政の情報、災害・防犯の注意喚起まで、いわば街全体の情報を得ることができます。また、オンライン上の交流だけでなく、ご近所さんでオフラインでの交流会も開催するなど、地域コミュニティの活性化にも一役買っているアプリです。
中原区では、2016年からサービスが提供されています。
詳しくはこちら:中原区は地域コミュニティもDX!行政も活用する新感覚SNS「ピアッザ」ってなに? | なかはらPR|川崎市中原区
「武蔵小杉のポテンシャルが凄い」―主催者からも驚きの声
今回のイベントを主催している「ピアッザ」の高野さんに話を伺うと、武蔵小杉のポテンシャルにかなり驚いた様子でした。
―大盛況ですね!地域の方々の雰囲気はどうですか?
「地域のファミリー層や若い方々がふらっと立ち寄ってくれています。午前中からかなり多くの方々に来場いただいていまして、売れ過ぎて午前中で店をたたむ出店者もいました・・・!」
―なんと!
「ハンドメイド雑貨を見た流れで、フリーマーケットを利用している人も多く、二つブースを設けたことで相乗効果が生まれています。
また、来場者と出店者同士で自然に会話が生まれている様子が多く見られて、地域コミュニティを作っていく上で、武蔵小杉はポテンシャルが凄いと思います」
ベッドタウンとして栄えて新規住民の多い武蔵小杉ですが、こうしたイベントを通してもわかる通り、昔から地域での交流が盛んなエリアです。武蔵小杉のタワーマンションは“縦の長屋”と言われることもあるとか。
この日も、イベントを通して共通の知人がいる人同士が偶然出会い、繋がっていく光景を幾度か目にしました。
「地域の方々に、良いものを伝えたいなと思って」―出展者の想いとは
このイベントで一番驚いたことと言えば、それぞれハンドメイド作品へのこだわりが凄いということです。参加者にお話を伺うと、この魅力的な作品たちに惹かれてふらっと立ち寄ったという方も多くいました。
こちらは、武蔵小杉からほど近い武蔵新城を拠点に活動する水引作家の関川さん。
「コロナ禍で出店できるイベントも少なく、活動を休止していましたが久しぶりに活動を再会しました。告知したら、地域の方々が沢山来てくれて嬉しいですね」
―“水引“ってなんですか?
「水引とは、贈答品や封筒につけられている飾りの紐です。これをアレンジしてアクセサリーを作って販売しています」
「室町時代から続く日本の伝統的なものなので、地域の方々にこうした良いものを伝えたいなと思って活動しています。今日もいろんな人たちと会えて楽しいです!」
そして、こちらは石塑粘土を使ったアクセサリーを制作されているAsaraさん。普段はたまプラーザなどで活動しているそうですが、武蔵小杉での青空個展開催を聞きつけ、参加したそうです。
「石塑粘土の軽量さや素朴な質感を活かして、自然の色づけをコンセプトにしたアクセサリーを作っています。
例えば、麻炭やインディゴ、ターメリック、紫イモなどで着色することで、エシカルさを大切にしています」
―武蔵小杉で実際にハンドメイド作品を販売してみていかがですか?
「武蔵小杉の方は、皆さん話しかけてくださるのでこちらも楽しいですね。
このイベントで繋がった人がSNSで繋がってくれたり、SNSで繋がっていた人がこのイベントに来てくださったりして、繋がりをとても感じます」
出店者の方々への取材を通して、皆さんそれぞれ作品へのこだわりを感じました。そして、それを伝えたいという想いがあるからこそ、参加者とのコミュニケーションが弾んでいくのだと思いました。
他にも素敵な作品が沢山ありましたが、すべて紹介することは出来ずスミマセン・・・。
■KOFFIE ■uki ■toritoiro ■Nomyujimoku ■Serendipity ■zenju ■Ha6Syo ■Lilka ■Yucca. ■AJMANA ■urbancowgirl_official ■豆本の千工房 ■きよちゃん ■Chantilly ■Pino.Mosaic ■Asian knot studio ■絵描き屋みかん ■Azul (アスール) ■gallery LOTTA ■piccioncino ■in the sea ■caprice ■CASSETTO YOKOHAMA ■Ojas Lab ■もここハウス ■RR handmade ■むらなな ■soar ■あそびのわとわ ■otoneiron ■伊吹 ■キノワ ■Asara ■tsukiakari ■Flower Labo ■lumiere ルミエール ■Olive ■The Dreaming ■HAPPY MY KNIT ■ハンドニットJun
「会話を楽しめるのが良い!」「地元にこんな魅力的な作品を作る方々がいるとは!」―参加者の声
最後に、参加者の方々にもお話をお伺いしました。様々な方々にお話をお伺いした中で、共通していたのは、「会話が楽しめる」ということ。
沢山の地元の人たちが参加しており、ほどよい距離感で気軽に地域の方々とコミュニケーションを取ることが出来るからこそ、出店者も参加者も楽しめるのだと思いました。
- 「出店者の方がどなたも割と会話を楽しめるのが良かったです。リアルの醍醐味だな~と思いました。男でも楽しめました」
(武蔵小杉在勤30歳) - 「出店者のみなさんのレベルが高くてすごく素敵でした!地元にこんな魅力的な作品を作る方がいるなんて知らなかったです」
(武蔵小杉在住24歳) - 「駅前をたまたま歩いていて、気になったので立ち寄ってみました。定期的にこういうイベントがあったら楽しいなと思います」
(武蔵小杉在住36歳) - 「オンラインでのコミュニティづくりをしているピアッザが、こうしたオフラインのイベントを武蔵小杉で開催してくれるのは嬉しいですね」
(元住吉在住40歳)
コミュニケーションが自然と生まれる場の創出
今回、武蔵小杉で初めて開催された「青空個展てづくり市&フリーマーケット」。コロナ禍によって、オフラインでの地域イベントが中々出来なかった中で、地元の人たちが地域の繋がりを改めて認識する機会になったのではないかと思います。
街の賑やかな雰囲気もあいまって、自然とコミュニケーションが生まれて繋がっていく楽しいイベントでした。この日は特に真夏日で暑かったのですが、武蔵小杉周辺は更に気温が高く感じる程の賑やかさがありました。
「ピアッザ」の高野さんも、「武蔵小杉で定期的にイベントを開催していきたいです!」と意気込んでいたので、引き続き武蔵小杉エリアを一緒に盛り上げていただきたいと思います。