コロナ禍の自然災害、あなたはどうする?中原区で災害を乗り切る為に必要な準備とは

現在も猛威を振るっている新型コロナウイルス。
日本で初めて感染確認されてから早1年と4か月が経ち、コロナと隣り合わせの生活が未だ続いているという状況です。
そんな中、季節は梅雨や初夏へと移っていきます。この季節になると、各地で自然災害が発生します。
昨年は西日本を中心に自然災害が発生し、避難によってのコロナ感染が危ぶまれました。
2019年には、台風19号で武蔵小杉のタワーマンションが冠水するなどして、中原区民の防災意識はより一層高まったと思いますが、あれから1年以上がたった今、コロナ禍の影響がまだまだ強い中で、中原区民はどのような災害対策を講じるべきなのでしょうか。
そこで、今一度災害時の対応を振り返りましょう!
平時における取り組みについて
まず、台風等のある程度の予測が可能な災害は「マイタイムライン」の作成や「ハザードマップ」などで自宅が避難区域に入っていないかの確認を行いましょう。
「マイタイムライン」とは、風水災害に備えて考えておく自分専用の避難地図のことです。
市の避難地図はあくまでも全市民を導く物なので把握だけで終わりますが、自分で考えた物ならば頭に入りやすく慌てずに行動しやすくなります。
あらかじめ、リスクの把握やとるべき行動を確認しておく事はいざという時に大変役に立ちます。

避難所等の確認
前提として、自宅で安全を確保できる場合は避難所に行く必要はありません。
しかし、いざ避難する際に避難所の確認をしていては避難行動に遅れが生じますので、最寄りの避難所の把握は行っておきましょう。
また、避難所以外の避難場所として親戚や知人宅等の検討も市は呼びかけています。
このコロナ禍においてなるべく「密」を避けながらの避難も求められています。
※指定避難所:災害によって自宅に住めなくなってしまった場合などに避難生活を送る場所
※指定緊急避難場所:切迫した災害の危険から一時的に逃れるための場所で、災害の種類ごと(・洪水 ・崖崩れ、土石流及び地すべり ・高潮 ・地震 ・津波 ・大規模な火事 ・内水氾濫 ・火山現象等)に定めるもの
避難所への避難が必要な場合
自宅が警戒区域に指定されたり、倒壊にあった場合は安全確保のために避難が必要です。
その際は、必ず「マスク」の着用をしてください。
避難者同士がコロナに感染しないために、また自分がコロナ感染者にならないためにもマスクの着用は必要です。

避難に際して持参するもの
川崎市の備蓄物資は、原則として災害によって自宅が全焼・倒壊し、住まいが失われた方を想定して備蓄しています。
よって、一時的な避難者への備蓄物資の提供はありません。
つまり、必要な物は自分で用意しなければならないのです。
避難の際に持参していただきたいものは以下のようになっていますので、各自ご確認ください。。
- マスク
- アルコールなどの消毒液
- 体温計
- 飲料水(水筒も〇)
- 食料(カップ麺などではなく、おにぎりやパンなどすぐに食べられる物)
- 常備薬(服用されている薬や絆創膏、ガーゼなどの医療品)
- スリッパ
- 寝具(毛布やブランケットなど)
参考:備蓄の心得
その他の対策は?
ここまでは川崎市の対応についてまとめましたが、この他にも事前に防災リュックの用意をしておくとよいでしょう。
防災リュックの中には上記の持参物以外にもラジオやライト、保険証や免許証の写しなどの身分証明書、ビニール袋、新聞紙などが挙げられます。
学生の方は学校から支給された非常用備蓄セットがあれば、そのセットを管理しておきましょう。
いざという時のため、自分や家族の命を守るためにも常日頃から対策を講じておくことが大切です。
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