【こすぎの大学#110】武蔵小杉をブッダの視点で考える?!コスギの”苦”とは?

2013年秋、武蔵小杉に新しい学び舎が誕生しました。「こすぎの大学」。ここは、大人から子どもまで、武蔵小杉に住まわれている方、勤められている方、地元が大好きな方たちが集まる、自由で広く楽しく学んでつながる、“学び舎”です。一緒に、「武蔵小杉に関わる人を知る・語る・好きなる」を体験・共有しましょう。
2月11日(金)に開催された第110回こすぎの大学。
テーマは「武蔵小杉をブッダの視点で考える」です。
先生役はサウナ活動家という謎の肩書をもつ矢野伸(やのしん)さん。
授業では、ブッダの生き様や生き方、悟りに至った経緯などを紹介して頂きました。そして、ワークショップではそれを自分達の生活や武蔵小杉をより良くする為の何かに繋がるのではないかという事を考えていきました。
【日 時】2022年 2月11日(金)19:28-21:15
【先生役】サウナ活動家 矢野伸(やのしん)さん
【場 所】オンライン(zoom)
やのしんさんのプロフィール
サウナ活動家/コミュニティイベンター。
身近な人の魅力を伝えるイベントを企画・運営したり、サウナ界隈では「サウナの新規利用者の拡大」をメインテーマにブログやイベント運営・チラシ配布等を行う。本業はシステム開発会社の営業/キャリア支援。
1986年生れ、静岡市出身、川崎市在住。
興味/関心は、銭湯・イベント運営・フォートナイト・原始仏教・コーヒー焙煎。
サウナブログ:『ザっくりととのうサウナ入門』(https://zakkurisauna.hateblo.jp/)
Twitter: https://twitter.com/zakkurisauna

授業風景

授業では、ブッダの生涯やプロフィール、悟りなどについてわかりやすく面白く語ってくれました。
ブッダはどうやら、幼い頃から物思いにふけることが多かったそうです。その「問い」の内容は、「どうしたら老・病・死という苦から解放されるのだろう」という事。
幼い頃から考える事がすごい・・・!笑
その後、仙人の下で修業をしたり苦行を重ねますが、「苦行は意味ない」と気づいて辞めたそう。笑
そして、遂に「無明を滅すれば苦から解放される」という悟りを開いたのです。
死に方も印象的で、とある人がブッダにうっかり毒キノコ料理を食べさせて下痢が止まらなくなり、衰弱していったというユニークな最期を遂げたと言います。
ブッダの生涯について、やのしんさんなりの解釈を最後に伝えてくれました。
自ら問い、回答し、選択し、検証し、考察し、また問う
この繰り返しがブッダの哲学であり、我々も勉強になる部分であったと思います。

ワークショップ

先生役のやのしんさんの話を聞いた後は、参加者同士でダイアログ。
テーマは「武蔵小杉の“苦”ってなんだろう?どうやったら取り除けるだろう?」。
なかなか哲学的でディープな話題ですが、非常に面白い意見が沢山出てきました。
- タワマンや新旧住民の対立などの武蔵小杉への実際と異なるイメージ。イメージに左右されず、こすぎの大学などで新旧住民のコミュニケーションを楽しみ続ける。
- 川崎の伝統が少ないかも?他地域へのふるさと納税が多かったりするので、川崎らしい文化を創っていく。
- タワマンは近所付き合いがある縦の長屋。外からは対立や孤立のイメージがあるけど、温かいコミュニケーションがあることを伝えていく。
- 利便性がいいので住みたい街ランキング上位の武蔵小杉。その分、自然が少ないイメージを抱かれると、長年住んでいる人は柿の木があったりと自然も感じている。
- 川崎大師の苦は正月から節分まで人通りが多いこと。視点を変えれば、人が集まる魅力的な街ということ。
- 武蔵小杉らしいお店がない、自然が少ない、規制が多い、・・・。多様性が少ない一面もあるかも。